COLUMN0047

プロレスときどきサッカー。素人の思ったことつれづれ。

レッスルマニア34

2018年4月9日。有給休暇の月曜、朝からレッスルマニア34の中継を見ている。

現在試合は8試合目を迎え、開始から4時間あまりが経過した(ダークマッチを合わせればもう5時間半以上経過しているだろう。)。オープニングのIC戦もテンポがよかったし、シャーロットとASUKAもよかった。ロンダ・ラウジーの相手はやはりハンターさんとステフしかいなかったと思える内容だったし、今年もレッスルマニアは序盤から濃いめの展開だ。

だからといって「ちょっと休憩」なんて具合にはいかない。なぜならご周知の通り年明けの「ロイヤルランブル」で見事勝利した我らがシンスケ・ナカムラがAJスタイルズの持つWWE世界チャンピオンベルトに挑む大一番がまだ残っているからだ。うたた寝でもして見過ごしてしまったら一生の不覚。トイレのタイミングを慎重にはかりつつその時が来るのを待つ。

アレクサ・ブリスを破ったナイア・ジャックスが初の王座につき花道を引き上げる。そして画面は不意にWWE世界王座の煽りVへと切り替わる。そうか、まだあと3試合残っているからメインイベントにはならなかったのだな。しかし、そんな事は今は関係ない。世界中が見守る中であっと驚くものを見せて欲しい。

満員のメルセデスベンツ・アリーナに『RISING SUN』が鳴り響き、7万8千の観衆が大合唱を始める。遂に俺たちの中邑真輔がレッスルマニアの大舞台に立つのだ。これで気持ちが高ぶらないわけがない。

リングベルが鳴り序盤の攻防が始まる。決して派手な応酬にはならない抑制された展開を声も出せずに見ている。おかきを食べる手も止まり、その闘いの行く末を見守りながら、思い出していたのは2016年の東京ドームの闘いと熱狂だった。「テレビの中の情景はその高みにどれだけ迫るのだろうか?」「そしてそれを越えることがあるのだろうか?」ハードヒットな痛みの伝わってくる中盤の展開に7万8千の観衆のリアクションも気にしながら淡い期待を抱く。

スタイルズクラッシュを狙ったAJを切り返しファイヤーマンズキャリーで担いだシンスケがランドスライドを決め、米国解禁の思いに胸を熱くする。ランドスライドといえば2016年の1.4も思い出されるのだが、やはり雪崩式が決まらなかった2015年棚橋とのG1決勝だよなあなどと思っていたところにAJのフェノメナール・フォアアーム。そこは なんとかカウント2。攻めるAJだがナカムラも反撃。リバースパワースラムからのキンシャサを狙うが切りスタイルズクラッシュで返されて3。シンスケ・ナカムラ戴冠ならず。

俺たちの夢も潰えたか。涙は流さないよ。だってここまでくるのだって大したものじゃないか。ありがとう。シンスケ・ナカムラ。いや中邑真輔。そんな物思いにふけりながら試合後のノーサイド感を満喫していると、なんと試合後のAJにローブローをお見舞いするシンスケ!

場外での二ーアタックも決めてきっちりこの大舞台でヒールターンしたのでした。試合終了後に今日イチの驚きが待っているとは。ある意味今日ベルトをとったらそれがゴールのように勘違いしたかもしれないけれど、これで間違いなく続きはあるということ。まだ夢は見続けられる