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COLUMN0047

プロレスときどきサッカー。素人の思ったことつれづれ。

12.31 アイスリボン後楽園 RIBBON MANIA 2015

本当は年越しプロレスも見たかったけれど、終電とか実家に帰るとか全般的なしがらみとか、ほら、色々あるから。。ということで、プロレス納めは安心安全お昼開催のアイスとなりました。 思えば今年から行き始めてすっかりはまったアイスリボン。秋のラジアントホール大会から数えて4回目くらいですが、歳をとったせいもあって毎回と言っていいほど感動で泣かされております。今回も始まる前から客入りを見て感極まりそうになったり、猫子さんの引退試合やらハム子さんの悲願やら色々あって総合的にはとても泣いた。という今年最後のプロレスに相応しい観戦となりました。



そんな中、松本都さんの試合はいつも以上のみやここクオリティで大変笑わせてもらいまして、そういう意味でも納まった感はあります。ある意味松本都は、とか、今日の松本都は、とかそういう回りくどい言い方はもうやめてシンプルに「松本都は天才」でいいと思います。 PC310044

PC310054 ↑この絵、なんか好きです。

PC310064 そして火野裕士選手は迫力あったし、 PC310079 アントンとも絡んでくれました。



次にメインの話をしちゃいますと、冒頭で申し上げたようハム子さんがあおいさんからベルトを奪いまして、ICEx∞が移動しました。序盤はあおいさんがチャンピオンらしい強さを発揮しつつ試合が展開して行ったのですが、ハム子選手がコーナー最上段からダイビングボディプレスを投下したあたりを境に五分の展開になっていき、最後は技術云々ではなく気持ちでほんの少し勝ったハム子の勝利。試合後のマイクもグッときました。 PC310241



どの試合も見所あったのでベストバウトとしてどれか一つを選ぶことは出来ませんが、プロレスの質としてはリボンタッグ選手権試合のレベルが抜けていた、というか、プロレス界全体で見てもかなりハイレベルな試合だったんじゃないか、というのが個人的な意見。打撃、投げ技、押さえ込み、お客さんの煽り方、どれを取っても完成度が高い試合で、映像で見ても十分伝わる試合だったんじゃないかしら。 PC310205

連勝はどこまで続くのか、も興味深いですね。次の挑戦者は今日の決定戦でアジュレボを下したブリバト。ブリバトも良いチームで見るたびに感情移入しやすくなってますが、今のベストフレンズはほんと強いからなあ。あるいは歌勝負なら。。 PC310009




てな感じでどの試合も充実していたのですが、ここから本題。

映像栄えするセミのタッグ選手権と比べて真逆とは言わないけれど、会場で味わえて本当に良かった、と思ったのが猫子さんの引退試合なのでした。休憩前の第5試合に、新田猫子&235vs.藤田あかね&弓李というカード。アイスリボンに何かを残したい、って言った猫子さんは、最後にまる子や優華じゃなくて、曰く「真ん中辺りでくすぶる彼女ら」を選びました。道場マッチみたいな丁度良い箱じゃなくて後楽園ホールで、しかも松本都やブリバト-アジュレボの試合後でのこのカード。ともすれば、というか、これまでの戦いぶりから想像するに、迫力とか華やかさ、話題性という観点において不安が無くもないわけです。

彼女らが何を感じ、考え、何を見せるのか?猫子さんが問いかけ、猫子さんと3人がそれに答え、支え、突き放し、そして共に作っていく事がテーマとなった引退試合。猫子さんにとってもまさにチャレンジなこの一戦。もっと無難な選択肢だって正直あったと思うけど、これが新田猫子選手というか新田和美さんの真骨頂なんだろうな。弓李の関節や柔道技、235のクロスボディ、あかねの打撃とバスター。今日、改めて見てみても、ひとつひとつ派手さがあるわけじゃない。現代の進化したプロレスにおいては、技やパフォーマンスで差を見せる事は本当に難しいし、努力が必ず結果に結びつくわけじゃない事を僕らはもう知っている。

それでも、やれる事はあるし、やる意味ってのは確かにある。 PC310121 PC310128

それっていつでも言える台詞じゃないんだけど、今日の後楽園のあの空間では共有できた気がしています。飛んでた声援は間違いなく本物だったし、弓李選手の一本背負い、235選手のクロスボディ、最後必死に猫子さんの技を受ける藤田あかね選手を見ていて心底震えたし、猫子さんの目にはそれがどう映っていたんだろうという事も考えると、こんな引退試合の形もあるんだな。と、改めて思ったわけです。最後、キャット空中ニャン回転ではなく、きれいなムーンサルトで3カウントを聞く猫子さんの姿、目に焼き付けました。できる事を一生懸命やるってのは人を感動させる事ができるんだよね。

PC310134 PC310179 引退の白装束。真っ白な猫子さん。引退セレモニーも良かったです。

自分は今年、紫雷美央、天龍源一郎、新田猫子三選手の引退興行をリアル観戦して、三者三様の引き際、新たなスタートを見てきたわけですが、あまりの三者三様っぷりに、改めてプロレスというか人生の奥行きを感じる事が出来ました。美央姉さんの自らの責任をきちっと果たすM.I.O興行、最後まで華があった(延髄もパワーボムも不恰好かもしれないけれど、圧倒的に説得力があった)革命終焉、そして、今日の新田猫子選手の引退試合。色んな勇気をもらえるプロレスはやはり圧倒的にハッピーです。

2016年もたくさんの楽しい試合を見に行こう。プロレスも猫子さん言った通りアイスリボンも続いていくね。それでは、2016年も何卒よろしくお願い致します。

付記
そうそう、来場者数は多いなーと思ってたけど1000人越えの1097人。金券もらって帰りました。

付記2
アイスリボンは1.9のラジアントホールから見に行けるので、これまたハッピー。勝ったハム子選手に挑戦表明した宮城もち選手ですが、この2人の対戦、タイトルマッチはこの1.9横浜でやるみたい。新年早々タイトルマッチが見られて幸せでございます。