COLUMN0047

プロレスときどきサッカー。素人の思ったことつれづれ。

9.20 後楽園いってきます。

女子プロレスを見始めたのはニコプロに加入した数ヶ月前からなのだけれど、今ではすっかりはまっている。今までよいきっかけがなかった、と云えばそれまでなのだが、完全に食わず嫌いなだけで、プロレスは面白ければ男女関係ない。って当たり前の事実に今更ながら気付かされている。

今までは女子プロレスの団体名を挙げることすら覚束なかった僕なのだが、今はWAVE、大阪女子のZABUNグループはじめ、アイスリボンや仙台ガールズなど気になる団体は多い。ユニオンの興行にも女子選手が参加することが多いし、ミックスドマッチまで含めれば、色んなところで女子のプロレスを見る機会はあるのだ。

そんな女子プロ初心者の自分が気になる選手は、大阪女子のフェアリー日本橋選手やアイスリボンの世羅りさ選手。だいぶキャリアが違うけれど里村明衣子選手も目が離せない。(我ながら節操がないくらい全然タイプが違う選手をあげておりますが。。)

そんな無節操な僕が気になって仕方ない選手は、史上初の4団体所属、紫雷美央選手その人だ。

「紫雷姉妹の姉」とか「4冠王者」はじめ「プロレス大賞ニューカマー賞受賞」とか「AAAのTVマッチに参戦」とか。言わずと知れた有名選手だけれども、その魅力を一言で語るのは意外と難しいのではないかと思う。

確かにルックスはいいしマイクも達者だけれど、派手な大技があるわけではなし、飛んだり跳ねたりもしない。かといってパワーファイターでもないし、決して怪奇派色物レスラーやアイドルレスラーではない。

じゃあなんなの?と聞かれると「紫雷美央」としかいえないのだけれど、それ程多くない技を効果的に使って、説得力のあるプロレスができるレスラー。という感じなのかしら。使う技の種類見てみると決してオールドスクールってわけじゃないんだけど、組み立てとテンポが心地いい渋めの試合をする。

これは見るまでわからなかったのだけれど、見れば見ただけ好きになるタイプに感じるのです。はい。

そんな紫雷美央選手ですが、ご存知の通り、実はあと一週間で引退してしまう。首の慢性的な故障が原因で、インタビューなどを見たり読んだりしていると、これ以上の無理はかなり危険に感じるレベル。どうか最後まで無事でその日を迎えて欲しいと本心から願っている。

もっと見たいなー、とは思うし本人もそう言われる事が多いようだけれど、4団体それぞれで役割を果たし常に責任を全うしていた未央選手とすれば、自分で設定したレスラーとしての最後を、自分の責任のもと、きちんとした形で締めたい気持ちが強いのだと思う。

だから、引退までの各試合で課題を自ら設定し、クリアする姿に凄みを感じるし、その真面目さや律儀さに僕は「らしさ」を感じて心を打たれるのです。

とはいえ、こんな偉そうな事言っても僕がちゃんと見だしたのはこの数ヶ月で、未央選手の8年のキャリアに対してはほんとちっぽけで俄かがすぎるのだけれど、最後、どうしても生で見たくて、9.20後楽園行ってきます。

会場に集まるであろうベテラン勢な皆さんの思いの丈とは比べものにならないけれど、紫雷美央としての最後を見届けると同時に、楽しそうなカードばかりだし、シンプルに興行を楽しんでこようと思う。

気になる選手の引退興行というのは、もちろん悲しむために行くわけじゃないけれど、楽しみともちょっと違う複雑な感じがする。多分うまい言葉が見つからないまま、9.20を迎える気がしているけれど、きちんと見届けつつ、やっぱり最後の興行だもの、しっかり泣いたり笑ったりしてこようと思っているのでした。

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