7.5新日ドミニオン。配信で見ていたのですが、第0試合の10人タッグからして豪華だったし、その後に続くタイトルマッチの連戦も燃えましたし、レインメーカー悲願のIWGP奪還含めてとてもよい興業だったと思います。
しかしながら、一点引っかかる点が。
この日もっともブーイングを浴びた男、内藤哲也さんの行動と今後の方向です。
内藤選手と云えば、人呼んでスターダストジーニアスの名の如く華麗な空中技はじめスピードとテクニックに優れたベビーフェイスとして2013年のG1優勝など、数々の結果を残してきた期待の選手です。が、しかし、期待の大きさがあるせいか、もっとやれるんじゃなかろうか。と、常に云われ続けている選手ともいえるでしょう。
武藤とやった2012年の1.4も大きな爪痕を残すには至らなかったし、大舞台で常に結果を出すってところが課題なのかもしれません。そういう意味では2013年G1優勝の実績をひっさげて、2015年1.4でIWGPチャンピオンのオカダに挑戦をした時の事は象徴的な出来事ではないかと思います。
IWGPインターコンチ選手権のカード中邑vs.棚橋戦と、IWGP選手権のオカダvs.内藤のどちらをメインとして見たいか一般投票で決める、という普段はやらないようなオフィシャル企画があったのですが、今まで当然のようにメインをはっていたIWGP戦はインターコンチに投票で敗れてしまいます。
インターコンチは中邑選手の魅力(と云ってしまって良いでしょう)で価値を上げている真っ最中だったし、久々の中邑vs.棚橋が見たい人も多かったと思うので、IWGPの格がインターコンチより決定的に下になってしまった、ということは意味しなかったと思うのですが、中邑vs.棚橋がオカダvs.内藤よりも魅力的なコンテンツと視聴者が判断したことには違いありません。で、あれば、せめて試合内容で何かを残せればよかったのですが、戦前の評価を翻すことなく、内容でも中邑vs.棚橋の鉄板カードに食われてしまいます。
才能はあるのにイマイチ煮え切らない(気がする)内藤さん。
そんな内藤さんですが、つい先日までメキシコCMLLでラ・ソンブラやルーシュらとロス・インゴベルナブレスというチームで活躍し、向こうのお客さんにもうけていたようです。ベビーフェイスでもヒールでもないというそのスタイルは確かに日本でやってた感じとはちと違ったからか、日本に帰ってきてからも、そのやさぐれ感を至る所で醸しています。試合になってもタッチを拒否したりエプロンに寝転んだりと、やる気の無いそぶりを見せたり、タッグマッチなのに単独で行動したがったりなど、何かの意図があるとしか思えない態度に終始します。
しかしながら、その意図がいっこうに表明されないので、若干我々をポカーンとさせているわけです。これからどうしていくのかなー。というのが、いやが上にも気になっていくのですが、もうすぐG1始まっちゃうしどうするつもりなのでしょう。なので、勝手に今後の内藤選出にて考えてみました(ソースはない!!)。
1.このまま説明せずになんとなくやる気無いプレイ&時にはラフプレイで結果を出していく
なんとなくやり続けるパターン。なんとなくやっていくと、なんとなくそういうもんか、みたいな認識が聴衆にもできあがっていく。帰ってきてからあんな感じだよね。を時間的に定着させる。
2.メキシコからロス・インゴベルナブレスが来日、からの、内藤さんも大暴れ
チームで活動できれば、既存の組織に属さず、実力主義でヒールっぽいこともやる。ってのが、わかりやすくなる。ただ、G1の最中にはできないだろうし、それまでこのテンションで続けられるものだろうか、は、気になるところ。
3.ひとりロス・インゴベルナブレス
チームの来日を待てないので、俺ひとりでもインゴベルナブレスじゃー。みたいなことでラフ殺法(メキシコではそれだけってわけでもなさそうだったけど)も交えた戦いを誰彼構わず仕掛けていく。ブーイングはあびるだろうし、バレットクラブとかにも喧嘩売ることになるから、多勢に無勢感は出ると思うけれど、そこをどう凌ぐか、も問われそう。
4.心を入れ替え元どおり
なんとなく良いやつとして、のポジションに戻る。
などと考えてみたものの、やはり、本人の言動を待たないと分からないですね。良い悪いではなくて、ここ何年かの内藤さんの中では一番気になる感じになっているので、ぜひよい感じに仕上がってくれると、他との絡みも面白くなってきていいのではないだろうか。と思っております。
広く。さんも気になっているようですし、僕もしばらく動向を見守りたいと思っております。
「動く内藤」#新日学園 https://t.co/wxLegZVzNR pic.twitter.com/qpdIwnGEpx
— 広く。 (@cohirohiroko) 2015, 7月 4
なんにせよ、話題があるのは良いことだ。大阪終わっても楽しみはつづきますよー。